オーダーメイドウイッグHANAHANAからのお知らせ
抗がん剤の治療中~治療後の頭皮ケアについて
・頭皮の皮脂量は顔の2倍以上もあります。また毛髪が無い場合でも頭皮は汚れますので、体調にもよりますが、シャンプーは毎日行い、頭皮を清潔に保ちましよう。
・治療中の頭皮マッサーシや育毛剤の塗布。頭皮への刺激や血行を促進するので避けましよう。治療後のマッサージは発毛に効果的ですので、適切な時期に行いましょう。
・抗がん剤治療後の自毛は、くせ毛や白髪が生えるケースもあります。しかし脱毛中のケアをきちんと行うことで、頭皮に弾力が戻り、これらを解消する事にもつ芯がり
ます。
・最初は、産毛のような髪が生えてきます。細くて弱い感じです。生えてきた髪は、クセが強い髪になることが多いようです。抗がん剤が、細胞にダメージを加えた影響です。
しかし、次第に強いクセが無くなってくる人が多いようです。綺麗に元通りになる人も、2~3年はかかるようです。クセがそのまま残ってしまう人も多いようです。
その場合は、治療が完全に終わって、髪が10センチ以上伸びたら、毛先に縮毛矯正などもいいと思われます。
治療中に適したシャンプー剤の選び方
ベビーシャンブーは低刺激ですが、洗浄力が弱く、成人の皮脂汚れにはあまり適していません。
洗顔料も保湿成分が多く含まれているので、皮脂量の多い頭皮には適していません。
この時期に適した頭皮専用のシャンプーもありますので、そちらを選ぶことをおすすめします。
髪の毛より地肌が大切な時期です。シャンプー剤の成分に注意しましょう。
できるだけ、いろいろ入ってないほうがいいでしょう。
この時期に、つやつやとかさらさらとか、傷んだ髪用いう商品の成分は、地肌に刺激を与えてしまうことがあります。
単純に石鹸成分のみの無添加が安心です。
シャンプーの方法
2分程度、ぬるま湯で流すだけでも70%の汚れは落ちるといわれています。
少な目に手のひらにとり、その場でお湯で薄めてから地肌につけましょう。
その上で泡立ったシャンプー剤で頭皮を優しくもむように指の腹で洗いましょう。
体調が良くない時はお湯で洗い流すだけでもかなりキレイになります。
帽子の準備(入院中はほとんどこれで過ごす人が多いです)
頭部の保護や髪の毛の飛散予防に必要ですので、あらかじめ準備をしておきましょう。
・寝る時用の帽子として
・お部屋で過ごしたり外出用に
ヘアカラーやパーマ
ヘアカラーやパーマは、非常に強い薬剤を使うことになります。
治療中や治療後の髪の回復期にはおすすめできません。
髪が10センチくらいになるまでは、我慢しましょう。